2014年交流戦を振り返る

カープの2014年の交流戦ですが結果は9勝15敗の借金6。最下位という結果に終わってしまいました。

交流戦の緒戦でオリックス、ソフトバンクといったパリーグ上位のチームと当たるのでここでなんとか5割をと思っていたら4連敗。

そして中盤から9連敗と大きく負け越しました。その後5連勝と巻き返し、チームは息を吹き返しましたのでこれからのセリーグのチームとの戦いには期待したいところです。

投手陣

リリーフは永川が打球を受けたあとから不調に陥り、中田は打たれるシーンが見られ始め、一岡が故障で2軍落ち、ミコライオは一時帰国で不在と、序盤の快進撃を支えた面々が思うように力を発揮できませんでした。

梅津、中崎、小野、久本といった面々が登板しましたが久本以外は結果が芳しくなく、中盤から後半で加点される、逆転を許すといったイメージです。

今村は後半は少し良くなったように思いますがこれからどうでしょうか。

ミコライオは戻ってきて、中田も復調の気配はあるので一岡、永川が戻ってくるまで今村、一岡、ミコライオで勝ちパターンを形成してもらいたいところです。

先発陣はマエケンが2点台の防御率ではあるもののやはり実力を考えればもうひとつといったところ、登板回避もあったりして、実力を出しきれませんでした。少し休みつつ調子を取り戻してもらいたいところ。

他の先発陣は大瀬良、バリントンといったあたりも打ち込まれるシーンがありました。セリーグ相手に戻って以前のような投球ができるのか注目です。

そして大きいのが野村の復調です。二軍で調整してからは2試合続けての好投です。マエケンが本来の力を出しきれていないだけに野村の活躍は頼もしい限りです。去年も2軍で調整してから勝ちを重ねたので今シーズンも再現といきたいところです。

あとはやはり慢性的な左腕不足なので左の先発が一枚欲しいところ。篠田が二軍落ちしているので若手の戸田に期待しています。

ということで交流戦開けのキーマンは戸田を指名しておきます!

九里は先発をやったり中継ぎをやったりといった使い方で1シーズンいくのでしょうか・・・

野手陣

野手はエルドレッドの不振が響きました。打率が5分以上下がってしまったので影響は計り知れません、しかも他の選手もこぞって打てないので大きく得点力を下げてしまいました。タイムリーが異常に減ったのも勝てなかった原因でしょう。

交流戦で安定して打っていたのは菊池ぐらいでしょうか。あとは丸も2割5分に満たない打率に終わってしまいました。(それでも四球を選ぶので出塁率は高いですが。)

主力として定着しつつあった松山も連敗中に守備で故障し一軍を外れてしまいました。3割を打っていただけに残念でなりません。

その一方で目立ったのは外国人枠の関係でなかなか出番が無かったロサリオの活躍です。キラにかわって一軍に登録されてから獅子奮迅の活躍。サヨナラホームランなど印象的なシーンでの活躍が目立ちます。得点圏で3割を越える打率が頼もしいですね。守備が緩慢なのがたまに傷ですが、少々のことには目をつむって期待したくなる選手です。キラが復調したら登録はどうなるのでしょうか。悩ましいところです。

交流戦後半では、天谷、廣瀬、小窪といった中堅~ベテランの活躍もありました。こうした活躍は選手層が徐々に厚くなっていることを感じさせます。故障で離脱していた堂林も復帰間近でさらに切磋琢磨してもらいたいところです。

捕手は、白濱、會澤の出場機会が非常に多くなったように思いますが、やはり石原、倉と比べると見劣りしてしまう感があります。育成ということなのでしょうが、勝つためにはまだまだベテラン2人の力が必要だと感じさせられました。もちろん白濱、會澤の2人には伸びてもらいたいですが、石原の復帰が待たれます。

交流戦開けのキーマンは個人的に中東を推します。地味にチームに貢献する縁の下の力持ち的存在ですが、先日のQVCマリンでのホームランにwktkしました。

P.S交流戦で髙橋大樹が一軍デビューを果たしましたね。ヒットは出ませんでしたがこれからを期待させる選手です。

これから

交流戦開けの緒戦、まずはベイスターズ戦を最低勝ち越して次の巨人戦を迎えたいところです。交流戦の終盤からの5連勝でチームには勢いがあります。不調だったエルドレッドも連敗を止める満塁ホームランを放ってから復調気味です。ぜひとも勝ち越しを!